ハウルの動く城の全セリフ

アニメ『ハウルの動く城』の全セリフを紹介のサイトです。
2004年11月20日に公開された。 監督は宮崎駿。 原作はイギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl's Moving Castle)。
宮崎監督の脚色が加えられ、呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活が描かれているジブリの名作アニメ。
このページでは、『ハウルの動く城』のセリフが一覧になって表示されています。

ソフィーさん

お店 閉めました

ソフィーさんも行けばいいのに

(ソフィー) これ仕上げちゃう

楽しんできて

じゃ 行って来ますね

行くわよ

待って

これ おかしくない?

見て ハウルの城が来てる

ハウル? どこどこ?

ほら あんなに近くに

やあねえ

ハウル 町に来てるのかしら

逃げちゃった

隠れただけでしょう

軍隊がいっぱい来てるから

聞いた? 南町のマーサって子

ハウルに心臓とられちゃったんだってね

怖いねえ

大丈夫 あんたは狙われないから

アハハハハ…

早くして

(汽笛)

(ため息)

(パレードの音楽)

やあ 何かお探しかな 子ネズミちゃん

いえ あの ご心配なく

では お茶などいかがでしょう

お付き合い願えますか?

けっこうです 用事がありますので

ほんとに小ネズミちゃんだぜ

ねえ 君いくつ? この町の子?

通して下さい!

ほーら お前のヒゲづらのせいだぞ

怒ったとこもかわいいじゃないか  

(若い男) やあ ごめん ごめん

捜したよ

なんだ お前は!

この子の連れさ

君たち ちょっと散歩して来てくれないか

エッ! オイ

あれっ 何だ?

(兵士たち) どうなってんだ これ

許してあげなさい 気は いい連中です

どちらへ?

私が送って差し上げましょう

いえ チェザーリの店へ行くだけですから

知らん顔をして 追われてるんだ

歩いて

ごめん 巻き込んじゃったね

あっ!

こっち

このまま!

足を出して 歩き続けて

そう 怖がらないで

上手だ

僕は奴らを引き付ける

あなたは 少し待ってから出なさい

はい

いい子だ

はい

レティーっていうチョコはないのかい?

おれも そっちがほしいな

お姉ちゃんが?

レティー 早く戻って来てくれよ

(レティー) お姉ちゃん!

レティー

どうしたの?

ベランダに下りて来たって

天使にでもなっちゃったの?

私 夢見てるみたいなの

レティー オフィスを使いなよ

ありがとう でも仕事中ですから

それ魔法使いじゃないの?

とってもいい人だった

私を助けてくれたの

それでお姉ちゃん

心を取られちゃったってわけ?

その魔法使いがハウルだったら

お姉ちゃん 心臓食べられちゃってるよ

大丈夫よ

ハウルは美人しか狙わないもの

またそんな…

世の中 物騒になっているのよ

荒地の魔女も うろついているそうよ

お姉ちゃん?

うん?

もう!

レティー マドレーヌがあがったよ

はーい ちょっと待ってね

いいよ

私 帰るね

レティーの元気な顔見たら安心したわ

やあ レティー

ごくろうさま

ねえ お姉ちゃん

一生 あのお店にいるつもりなの?

お父さんが大事にしてたお店だし

私 長女だから

違うの!

帽子屋になりたいのかってこと!

そりゃあ…

レティー またね

今度 お店に来てね

ああ

私 行くね

お姉ちゃん

自分のことは自分で決めなきゃダメよ

うん

(杖でたたく音)

(ドアのベル)

お店はおしまいなんです

すいません

カギをかけたつもりだったんですが

安っぽい店 安っぽい帽子

あなたも充分 安っぽいわねえ

ここは しがない下町の帽子屋です

どうぞ お引き取り下さい

荒地の魔女に張り合おうなんて

いい度胸ね

荒地の魔女?

その呪いは人には話せないからね

ハウルによろしくね

フフフフ…

ほんとに私なの? 落ち着かなきゃ

落ち着かなきゃ

あわてると ろくなことないよ

何でもない 何でもない

落ち着かなきゃ 落ち着かなきゃ  

ただいま!

奥様 お帰りなさい

どーお これ

キングスベリーで流行り始めたのよ

すっごーい!

似合いますよ

これ 絶対いけると思わない?

ソフィー!

ソフィー! あら?

奥様 ソフィーさんは

今日は下りて来ていません

まあ どうしたのかしら?

ソフィー!

(母親) ソフィー

(ノックの音)

ソフィー

開けないで すごいカゼなの

うつっちゃ大変よ

ひどい声ね 90歳のおばあちゃんみたい

(ソフィー) 今日は一日寝てるわ

そお? じゃあね

よいしょっと

大丈夫よ おばあちゃん

あなた元気そうだし

服も前より似合ってるわ

(笑い声)

でもここには いられないわね

(腰骨がなる音)

痛た… 年寄りって大変ね

(町の人) 何だって?

今度の戦争は それだけ

大がかりな戦いになるってことさ

ゲホッ ゲホッ

おばあちゃん 手を貸そうか?

親切だけはいただくよ ありがとさん

かまわねえけど

ばあちゃん どこ行くの?

あんたの行くとこの その先だよ

(男) やめときなよ ばあちゃん

この先は魔法使いしかうろついてないぜ

(ソフィー) ありがとよ

(女) これから中折れ谷へ行くの?

(男) 末の妹がいるんだってさ

まだいくらも来てないわね

歯だけは前のままでよかったわ

杖によさそう

よいしょっと!

痛っ…

ちょっと太いかしらね

うーん…

痛たた…

頑固な枝ね

ソフィーばあちゃんを甘く見ないで

それっ!

カカシか また魔女の手下かと思ったよ

でもお前 何で一人で立ってるの

頭がカブね

私 小さい時からカブは嫌いなの

逆さになってるよりましでしょう

元気でね

うう… 寒い

まだ町があんなとこにある

ついて来るんじゃないよ

恩返しなんかしなくていいから

あんたも魔法の何かだろう

魔女とか呪いとか もうたくさん!

どこか好きなとこに立ってなさい

ハアッ… ハアッ…

これはぴったりの杖だね ありがとさん

ついでに今夜 泊まる家を

連れて来てくれると いいんだけどね

年を取ると悪知恵がつくみたい

大きな軍艦

年寄りが こんなに体が

動かないなんて思わなかった

うん?

煙のにおいがする

山小屋でもあるのかしら

どれ よいしょ  

カブ頭 あれハウルの城じゃない?

家を連れて来いって言ったけど

まさか!

(城の口が開く音)

なあに これ これでお城なの?

そこが入口かい?

ちょっと待ちなさい

これ! ちょっと…

乗せるの 乗せないの どっちかにして!

キャーッ

肩かけが…

カブ 中はあったかそうだから

とにかく入らせてもらうわ

ありがとう いくらハウルでも

こんな おばあちゃんの心臓は

食べないでしょう

今度こそ さよなら

あんたはカブだけど いいカブだったよ

幸せにね

痛たた… よいしょっ

よいしょっ

何だろうね

ただのボロ屋にしか見えないけど

年を取っていいことは

驚かなくなることね

(火) こんがらがった呪いだね

この呪いは簡単には解けないよ

火がしゃべった

人には しゃべれなくしてあるね

あんたがハウル?

違うね おいらは火の悪魔

カルシファーっていうんだ

じゃあ カルシファー

私にかけられた呪いを解けるの?

簡単さ

おいらをここに縛り付けている―

呪いを解いてくれれば

あんたの呪いも解いてやるよ

悪魔と取り引きをするってわけね

それ約束できるの?

悪魔は 約束はしないさ

他をあたるのね

おいら かわいそうな悪魔なんだ

契約に縛られて

ハウルに こき使われてるんだ

この城も おいらが動かしてるんだぜ

そお 大変なのね

ハウルと おいらの契約の秘密を

見破ってくれたら呪いは解けるんだ

そしたら あんたの呪いも解いてやるよ

わかったわ 取り引きね…

(寝息)

ばあちゃん

ばあちゃん

(いびき)

チェッ 大丈夫かなあ  

(扉をたたく音)

(扉をたたく音)

(足音)

(いびき)

あれっ 誰だろう?

(カルシファー) 港町!

(少年) いつ入ったのかな

待たれよ

これは町長どのか

陽はすっかり昇りましたぞ

ジェンキンス殿はご在宅か?

師匠は留守じゃ

わしが うけたまわりましょうぞ

国王陛下からの召請状です

いよいよ戦争ですぞ

魔法使いも まじない師も 魔女ですら

国家に協力せよとのおぼし召しです

必ず出頭するように では

やだねえ 戦争なんて

そこもとは何者じゃ

カルシファーが入れたんだよ

おれじゃないよ

荒地から勝手に入って来たんだよ

荒地から?

変だなあ

まさか魔女じゃないでしょうね

魔女なら入れるもんか!

(ドアのベル)

また 港町!

お客かな?

待たれよ

何用かな?

母ちゃんのかわりに来たの

(少年) またいつもの まじないじゃな

(少女) うん

おとなしくしておれよ

あれ?

荒地じゃない

おばあちゃんも魔女?

うん?

そうさ この国一 怖い魔女だよ

この粉をまけば 舟にいい風が吹くじゃ

うん

ごくろうさん

困るんじゃ でたらめ言いおって

その変装やめた方がいいよ

変装じゃありません 魔法です

(ドアのベル)

キングスベリーの扉

待たれよ

魔法使い ペンドラゴン師の

お住まいはこちらか

いかにも

国王陛下の召請状をお持ち致しました

ペンドラゴン師には必ず

宮殿へ参上されるよう お伝え願いたい

ごくろうさまでござる

まるで王様のいる都だね

引っ込まないと鼻がなくなりますよ

うろうろしないで下さい

(円盤が回る音)

(円盤が回る音)

(少年) いい加減にして下さい 怒りますよ

ここは魔法の家なんだね

もう…

この黒い所はどこへ行くの?

ハウルさんしか知りません

僕は朝ごはんにします

ベーコンに卵もあるじゃない

ハウルさんがいなければ

火は使えないんです

私がやってあげる

無理ですよ

カルシファーはハウルさんの

言うことしか聞かないんです

(カルシファー) 料理なんかやんないよ

(ソフィー) あらあら 帽子がこんなとこに

よいしょっと

さあ カルシファー お願いしますよ

やだね おいらは悪魔だ

誰の指図も受けないよ

言うこと聞かないと水をかけちゃうよ

それとも取り引きのことを

ハウルにバラそうか?

うっ! チェッ チェッ

こんな ばあちゃん入れるんじゃなかった

(ソフィー) さあ どうする?

そうそう いい子ねえ

チェッ ベーコンなんか焦げちまえ

カルシファーが言うことを聞いた

(ソフィー) お茶もほしいね

ポットはあるの?

うん  

えーっと えー…

(円盤が回る音)

ハウルさん お帰りなさい

王様から手紙が来てますよ

ジェンキンスにも ペンドラゴンにも

カルシファー

よく言うことを聞いてるね

おいらをいじめたんだ

誰にでも出来ることじゃないな

あんた 誰?

私はソフィーばあさんだよ

この城の新しい掃除婦さ

貸しなさい

ああっ…

あとベーコン2切れに卵6個ちょうだい

うまい

うまい

うまーい

掃除婦って 誰が決めたの?

そりゃあ 私さ

こんな汚い家はどこにもないからね

ふーん

マルクル 皿

みんなで おいらをいじめるんだ

(マルクル) ソフィーさんもどうぞ

こっちに座って

選んで

汚れてないの これしかないんだ

仕事は たくさんありそうね

マルクル

はい

ソフィーさん

ありがとう

諸君 いただこう うまし糧を

うまし糧!

久しぶりですね

ちゃんとした朝ご飯なんて

教えることも たくさんありそうね

で あなたのポケットの中のものは何?

え?

何かしら?

(ハウル) 貸して

焼きついた! ハウルさん これ…

とても古い魔法だよ しかも強力だ

荒地の魔女ですか?

“汝 流れ星を捕らえし者 心なき男”

“お前の心臓は私のものだ”

テーブルが台無しだね

すごい! 消えた

焼け焦げは消えても 呪いは消えないさ

諸君 食事を続けてくれたまえ

カルシファー

城を100キロほど動かしてくれ

うめえ うめえ

それに風呂に熱いお湯を送ってくれ

ええ それもかよ

ソフィーさんて荒地の魔女の手下なの?

バカを言うんじゃないよ

私こそ荒地の魔女に…

ほんとは 私は… わ…

もう!

荒地の魔女め

今度会ったら ただじゃおかないからね

さっさと食べちゃおう  

虫ども

さっさと逃げないと掃き出しちゃうよ

どいつもこいつも人をバカにして

まじないを頼みたいんだが

後にして

中で魔女が暴れとるんじゃ

(カルシファー) ソフィー

消えちゃうよ

薪をくれなきゃ死んじゃうよ

何するんだ

落ちる 落ちる 危なーい

灰をかくのよ すぐだからね

やばい やばいよ

危ない

危ない…

消える

やばい 落ちる

落ちる…

落ちる… 危ない

ソフィー 早く…

うわーっ

友人をあまり いじめないでくれないか

ハウルさん お出かけですか?

マルクル 掃除もたいがいにするように

掃除婦さんに言っといて

ソフィー 何かやったの?

おいらをいじめたんだ

おいらが死んだら

ハウルだって死ぬんだぞ

私は掃除婦なの 掃除をするのが仕事なの

ダメ 二階はダメ!

私なら大事な物を

急いでしまっておくけど

僕んとこ 後回しにして

腹を立てたら元気が出たみたいね

へんな家ねえ

うん?

うわあ…

ああっ!

すごーい

カルシファー

この城あんたが動かしてるの?

うるさいなあ 当たり前じゃないか

すごいよ カルシファー

あんたの魔法は一流ね 見直したわ

そうかなあ…

そおかなあ!

まだダメだよ

よいしょっと

ああっ!

きれいだね

星の湖って言うんだよ

うん?

何か穴に はさまってるよ

あらあら マルクル 手を貸して

うん

よいしょっ よいしょっ うーん…

それ!

カカシだ!

カブ頭のカブって言うの

あんた 逆さになるのが好きだねえ

あっ!

妙なものに好かれちゃったねえ

私について来たんだよ

ソフィーって ほんとに魔女じゃないの?

そうさ

この国 一番のきれい好きな魔女さ

カブ 引っ張り過ぎだよ

洗濯物が気に入ったみたいだね

おかげで早く乾くでしょう

カブって悪魔の一族かな

カルシファーが怒らないもの

そうね 死神かもしれないわね

でも こんな所に来られたんだから

ソフィー 洗濯物しまったよ

ありがとう もう戻らなきゃね

不思議ねえ

こんなに穏やかな気持ちになれたの

初めて…  

(円盤が回る音)

フーッ

くさい 生き物と鉄の焼ける匂いだ

うっ…

あんまり飛ぶと 戻れなくなるぜ

すごいだろう

ソフィーが置いてくれたんだ

ひどい戦争だ

南の海から北の国境まで火の海だった

おいら 火薬の火は嫌いだよ

やつらには礼儀がないからね

同業者に襲われたよ

荒地の魔女か?

いや 三下だが怪物に変身していた

そいつら あとで泣くことになるな

まず人間には戻れないよ

平気だろう 泣くことも忘れるさ

ハウルも国王に呼び出されてるんだろ?

まあね

風呂にお湯を送ってくれ

えっ? またかよ

ハウル?

そう お湯の使い過ぎだよ

ハウルさん 絶対食べないと思うよ

いいの

おはよう

おはよう

朝の市場なんてステキでしょ

私 海初めてなの

きれいね キラキラしてて

(マルクル) いつもと同じじゃよ

わしはイモは嫌いじゃ

払って

ありがとさん

まいど

どれも さっきあがった魚だよ

そいつはうめえぞ

わしは魚キライじゃ

艦隊が帰ってきたぞ

帰って来たぞ

うん?

もう ひと戦あったらしいんだ

ほんとかよ 奥さん 後にして

燃えてるらしいの

(町の人) 頑張れ〜っ 頑張れ〜っ

ソフィー もっと近くに行ってみようよ

いや 私こういうのダメ 戻ろう

最新式の軍艦が こんなになるとはな

マルクル ゴム人間がいる

えっ?

動かないで! 荒地の魔女の手下よ

行ったわ

あんなお化け

他の人には見えないのかしら

(爆弾の降下音)

あそこだ!

あいつが落としたんだ

あれ敵の飛行軍艦だよ

ソフィー ビラだよ

ビラを拾うな 敵のビラを拾うな

ソフィー 大丈夫?  

お水を一杯 お願い

うん

(ハウル) ワーッ!

ソフィー 風呂場の棚いじった?

見て!

こんな変な色になったじゃないか

きれいな髪ね

よく見て!

ソフィーが棚をいじくって

まじないをメチャクチャにしたんだ

何もいじってないわ きれいにしただけよ

掃除 掃除 だから掃除も

たいがいにしろって言ったのに

絶望だ

何という屈辱

そんなにひどくないわよ

それはそれで きれいだと思うけど

もう終わりだ 美しくなかったら

生きていたってしかたがない

ええ…?

やめろ ハウル

闇の精霊を呼び出してる

前にも女の子にふられて

出したことがあるんです

ハウル もうやめましょ

髪なら染め直せばいいじゃない?

ひいっ!

ハウルは好きにすればいい

私なんて

美しかったことなんて一度もないわ

こんなとこ もうイヤ!

わあーん

あーん あーん

ありがとう カブ

あなたは優しいカカシね

ソフィー お願い戻って来て

ハウルさんが大変なんだ

ハウルやめろー 消えちゃうよ

ああ! ソフィー

早く来て

派手ねえ

死んじゃったかな

大丈夫よ

かんしゃくで死んだ人はいないわ

マルクル 手伝って

うん

マルクル お湯をたっぷりね

うん

ほら 自分の足で歩くのよ

マルクル あとお願いね

うん

またお掃除しなきゃ

沿岸部に上陸ですって 見て!  

(ノックの音)

(ソフィー) 入りますよ

温かいミルクよ 飲みなさい

ここに置いておくから

冷めないうちに飲みなさいね

行かないで ソフィー

ミルク飲む?

荒地の魔女が僕の家を探しているんだ

えっ?

港で手下を見かけたわ

僕は本当は臆病者なんだ

このガラクタは

全部 魔女よけのまじないなんだよ

怖くて怖くて たまらない

ハウルはどうして

荒地の魔女に狙われてるの?

面白そうな人だなあと思って

僕から近付いたんだ それで逃げ出した

恐ろしい人だった

そしたら今度は

戦争で王様に呼び出された

ジェンキンスにも ペンドラゴンにも

ハウルって一体いくつ名前があるの?

自由に生きるのにいるだけ

ふうん

王様の話 断れないの?

あれ

魔法学校に入学する時

誓いをたてさせられてる

王様に会いに行きなさいよ

ええ?

はっきり言ってやればいいの

“くだらない戦争はやめなさい”

“私は手伝えません”って

ソフィーはあの人達を知らないんだ

だって王様でしょう

みんなのこと考えるのが王様でしょう?

そうか!

ソフィーが代わりに

行ってくれればいいんだ

えっ?

ペンドラゴンのお母さんということでさ

息子は役立たずの ろくでなしですって

言ってくれればいいんだ

マダム・サリマンも

あきらめてくれるかもしれない

マダム・サリマン?

その帽子かぶるの?

せっかく魔法で服をきれいにしたのに

行ってくるね

うん

(カルシファー) 行ってらっしゃーい

ああ… えっ?

お守り 無事に行って帰れるように

大丈夫 僕が姿を変えてついていくから

さあ! 行きたまえ

絶対うまくいかないって気がしてきた

見守るってまさか

カラスに化けてるんじゃないわよね

ハウルならもっと

派手なものに化けるわね

まさかね

王宮って遠いわねえ

ハウル?

あんた ハウルじゃないでしょうね?

ヒン!

もう…

年寄り犬に化けるなんて

年寄りが どんなに大変なのか

わかってるの?

お久しぶり

あの時の帽子屋さんでしょう?

荒地の魔女!

ハウルに手紙届けてくれてありがとう

ハウル 元気かしら?

震え上がっていたわ

おかげで私は掃除婦として働いてるけど

そりゃあ 良かったわねえ

ところで あんた

何で王様の所へ行くのよ

就職活動! ハウルの所はもうウンザリ

あんたこそ何なの?

私は王様に呼ばれているの

サリマンのバカもいよいよ

私の力が必要になったみたいよ

そんなことより

私にかけた呪いを解きなさいよ

あらダメよ 私は呪いは かけられるけど

解けない魔女なの

お先に失礼

ちょっと待ちなさい

待ちなさいってば!

もう あんたがいなければ

杖で殴ってやったのに

お前達 どうしたんだい!  

奥様 これより先は禁じられております

どうかお歩き下さい

サリマンめ 魔法陣など仕掛けて

私に階段を上らせる気かい

ヘックション

追いついちゃうわ

知らん顔して行くのよ

ヒン!

もう…

どっこいしょっ…

重い… 何でこんなに重いのよ

ああっ… よいしょっ

ちょっと… 待ちなさいよ

呪いの解き方でも思い出したの?

だから それは…

知らないの

じゃあ 勉強するのね

おかしいわね…

何で あんな元気なの?

ハァ ハァ…

ちょっと下りて

今日は やめといたら? 無理だよ

あたしゃね ここを追い出されてから

50年もね 荒地でこの日が来るのを

ずーっと待ってたんだ

じゃあ 頑張りな

手を貸すほど親切じゃないんでね

おいで ハウル

薄情者

今度は もっとヨボヨボにしてやるから

どっこいしょっと

早くおいでー

奥様 ご案内します

それより あの人を助けてあげなさいよ

お手をお貸しすることは

禁じられております

何よ

来いって言ったのは王様じゃない

あんた 頑張りな

もうちょっとよ

それでも魔女なの?

うるさいわね ハァ ハァ ハァ…

あんた 急に老けてない?  

ペンドラゴン夫人 荒地の魔女さま

しっかりしなさいよ

ここに来たかったんでしょう?

ペンドラゴン夫人 荒地の魔女さま

ペンドラゴン? 聞いたことある名だね

当たり前でしょ

私のいた帽子屋の名前だもの

そうだっけ

こちらでお待ち下さい

イス!

私のだよ

ハウル こっちおいで

奥様はこちらへ

うっ… うっ… ああ!

ああっ!

ハウルのお母さまだそうですね

はい ペンドラゴンと申します

お疲れでしょう どうぞ それへ

はい

私は王室付き魔法使いのサリマンです

ヒン

あの その犬は…

ヒンのこと?

私の使い犬 あなたを案内させました

はあ…

つまりハウルは来ないのですね?

母親を身代わりにするような息子です

王様のお役には立たないと思います

困ったことになりました

あの子は私の最後の弟子なのに

素晴らしい才能の持ち主でした

ようやく跡継ぎに巡り会えたと

本当に嬉しかったのです

ところが あの子は悪魔に心を奪われ

私のもとを去りました

魔法を自分のためだけに

使うようになったのです

お母さま

はい

あの子はとても危険です

心をなくしたのに力があり過ぎるのです

このままではハウルは

荒地の魔女のようになってしまう

ここへ

あんた どうしちゃったの?

本当の歳に戻してあげただけです

もう魔力はありません

その人も昔は

とても素晴らしい魔法使いでした

悪魔と取り引きをして

長い間に 身も心も

食い尽くされてしまったのです

今 王国はいかがわしい魔法使いや

魔女を野放しには出来ません

ハウルがここへ来て

王国のために尽くすなら

悪魔と手を切る方法を教えます

来ないなら力を奪い取ります

その女のように

お言葉ですが

ハウルが なぜ ここへ来たがらないのか

わかりました

ここは変です 招いておきながら

年寄りに階段を上らせたり

変な部屋に連れ込んだり まるで罠だわ

ハウルに心がないですって?

確かに わがままで臆病で

何を考えているかわからないわ

でも あの人はまっすぐよ

自由に生きたいだけ

ハウルは来ません 魔王にもなりません

悪魔とのことは

きっと自分で何とかします

私はそう信じます!

お母さま ハウルに恋してるのね

ハウルが来るのかい?

ほしいよ ハウルの心臓ほしいよ

あんた いい加減にしなさい

ハウルは来ないのよ

ハウルは来ますよ

ハウルの弱点が見つかったわ

王陛下

どうかな 体の具合は

恐れ入ります

会議はつまらぬ

息抜きに一飛びして来たのだ

それは それは

この者達は?

魔法使いハウルの母君です

ほう

せっかくだがな

私は魔法で戦に勝とうとは思わんのだ

確かに この王宮にはサリマンの力で

敵の爆弾は当たらない

そのかわり まわりの町に落ちるのだ

魔法とはそういうものだ

なあ サリマン

今日の陛下は能弁ですこと

サリマーン!

ええっ?

いよいよ決戦だぞ

今度こそ たたきのめしてやる

アハハハハ サリマン

今度の影武者は よく出来てるな

良い知らせを待て

恐れ入ります

将軍達は集まったか

はい  

ハウル 久しぶりね

先生もお元気で何よりです

始めからわかっていましたよ

誓いは守りました

先生と戦いたくはありません

母を連れて行きます

逃がしませんよ

ヒャーッ アア…

下を見ないで すごい力だ

お母さまに

そなたの正体を見せてあげよう

アアアア…

ハウル ダメ 罠よ!

つかまって

ソフィー 前へ移れ

あーあ

ソフィーは みんな連れて来ちゃったな

ワンちゃん

ヒン!

フン

あなたはサリマンのまわし者でしょ?

しょうがないわね

今さら下ろせないじゃない

ソフィー 舵をとれ

出来ないわよ そんなこと

(ハウル) 追いかけて来た

僕が相手をする ソフィーは

このまま荒地の城まで飛ぶんだ

そんなの無理よ

大丈夫 方向は指輪が教えてくれる

カルシファーを心の中で呼んでごらん

カルシファーを?

光った

光の指す方へ飛べばいいんだ

夜には着く

ハウルが来るなら

私が来ることなかったのよ

ソフィーがいると思うから行けたんだ

あんな怖い人の所へ一人で行けるもんか

おかげで助かった

さっきは本当に危なかったんだ

ああ! 放さないで

うまいじゃないか

どこが!

ちょっと引き離した

5分間だけ見えなくするから

その間に行きなさい

ハウル!

いえ いらないわ

ありがとう

久しぶりにワクワクしたわ

ハウルは逃げたつもりでしょうけど

ずいぶん若いお母さまだったこと

行け

うん?

もうすぐよ 私の生まれた町だわ

ヒン!

なれなれしくしないで

あんたは信用してないからね

お城だわ 迎えに来てくれた

ソフィー

マルクル 大変!

私 止め方 知らないの

ソフィー!

ワンちゃん

ヒン!

マルクル

ただいま

ソフィー ケガはない?

おっとっとと

良かった

迎えに来てくれてありがとうね  

(ドアが開く音)

ああ! やばいよ やり過ぎだよ

(足音)

(ドアが閉まる音)

ハウルが戻ったのかしら?

(ソフィー) ハウル

(風の音)

(うめき声)

ハウル? ハウルね

苦しいの? ケガをしてるのね

来るな

私 あなたを助けたい

あなたに かけられた呪いを解きたいの

自分の呪いも解けないお前にか

だって私 あなたを愛してるの!

もう遅い

あっ!

ハウル!

ハウル 帰ってきたのね

ソフィー 早くおいらとハウルの

契約の秘密をあばいてくれよ

おいら達 もう時間がないよ

ハウルが魔王になるってこと?

そうなの?

そんなこと言えるかよ

おいらは悪魔だぜ

サリマンが言ってたわ

ハウルは大切なものを

あなたに渡したって

何それ どこにあるの?

契約の秘密については

おいらはしゃべらないよ

あんたに水をかけて消すって脅したら?

何てこと言うんだ

そしたらハウルも死ぬぞ

おはよう カブ

勇気を出さなくちゃね  

ソフィー いいよー

(ソフィー) はーい

カルシファー もっと口開けて

いくわよ それっ

そーれっ

うごきなさい!

もう!

ハハハハ…

お城ったって中から見ると

ガラクタの寄せ集めね

みんな ご飯にするよ

はい おばあちゃん

(カルシファー) ソフィー いやだよ

荒地の魔女だぜ

もう大丈夫よ

おいらをジッと見てるよ

きれいな火だねえ

ウッ…

ハウル!

やあ みんな

お帰りなさい

ハウルさん この犬飼っていいでしょ?

魔女のばあちゃんに

サリマン先生の犬とは

カルシファー よく城の中に入れたね

冗談じゃないよ ソフィーが丸ごと

飛び込んで来ちゃったんだ

ハハハハ… また派手にやったねえ

やあ 君がカブだね

フーン

君にもややこしい呪いがかかってるね

我が家族は ややこしい者ばかりだな

いい男だね

さて 今日は忙しいぞ 引っ越しだ

引っ越し?

良かった

お城だけじゃ買い物も出来ませんからね

ここにいたら すぐサリマン先生に

みつかっちゃうからね

君はここにいてもらわないとな

魔力が強すぎる

よーし 出来た

カルシファー いいよ

よし 上出来だ しばらくそこにいてね

そっとやってくれ

始めるよ

わあーっ!

引っ越し終わり もう下りていいよ

わあーっ!

すごい お師匠様 広いですね

きれいな火だね

(汽笛)

ここは…

トイレも作ったんだよ

家族が増えたからね

(ハウル) ソフィー

こっちへ来て ソフィー

部屋も1つ増やしたんだ 入ってごらん

あっ…

ここ なぜ?

ソフィーの部屋にどうかなあって

気に入った?

そうね 掃除婦にはぴったりの部屋ね

着替えも買っといたから あとで見て

次だ

(ハウル) ソフィー こっちに来て!

中庭だ!

お店もあるよ

ヒン 行こう!

ソフィー

ドアの色が変わったからね

新しい出口だ

ソフィーへのプレゼント どうぞ  

うわあっ…

僕の秘密の庭さ

ステキね

ここもハウルの魔法なの?

ちょっぴりね 花を助けるのに

わあ!

ハウル ありがとう!

夢みたい

ソフィー

不思議ね 私 前ここに来た気がするの

涙が出てきちゃった

おいで

うん

ほら

まあ…

ちっちゃな家

僕の大事な隠れ家さ

子供の頃の夏に

よくあそこで一人で過ごしたんだ

一人で?

魔法使いのおじが

僕にこっそり残してくれた小屋なんだ

ソフィーなら好きに使っていいよ

どうしたの?

怖い

小屋へ行ったらハウルが

どこかへ行っちゃうような気がするの

ハウル 本当のことを言って

私 ハウルが怪物だって平気よ

僕はソフィー達が

安心して暮らせるようにしたいんだよ

ここの花を摘んでさ

花屋さんをあの店で出来ないかな

ねっ ソフィーならうまくやれるよ

そしたらハウルは行っちゃうの?

私 ハウルの力になりたいの

私 きれいでもないし

掃除くらいしか出来ないから

ソフィーはきれいだよ

年寄りのいいとこは

無くすものが少ないことね

うん?

こんな所を通るなんて

軍艦?

町や人を焼きに行くのさ

(ソフィー) 敵? 味方?

(ハウル) どちらでも同じことさ

(軍艦の飛ぶ音)

人殺しどもめ

ごらん あんなに爆弾をくっつけてる

(警報)

止まっちゃった ハウルがやったの?

ちょっといじった 落としはしないよ

ハウル!

おっとっと 気付かれたかな

サリマン先生の下っぱの下っぱさ

戻ろう

走れ! 足を動かせ

あそこへ走れ!

いやー 離さないで

ああー

ソフィー どうしたの?

痛て… もうこんな家 出てってやる!  

(ノックの音)

ソフィー おやすみ

おやすみ

ソフィー

ハウルさんなら心配いらないよ

前も 何日もいなかったことあるから

ありがとう マルクル

トイレは?

平気だよ

おやすみなさい

恋だね

あんた さっきから

ため息ばかりついてるよ

図星だね

おばあちゃん 恋をしたことあるの?

そりゃあしたね 今もしてるよ

ええ?

男なんか仕方のないものだけどね

若い心臓はいいよ

あきれた

それに かわいいからね

(サイレンと鐘の音)

何かしら

空襲警報だね

空襲?

この町じゃないよ

でも今夜は外へ出ない方がいいね

(荒地の魔女) そこら中で

サリマンの手先が

この家を探し回っているよ

いい火だねえ よくこの家を隠している

ソフィー 変な人が入って来ちゃった

お母さん

ソフィー!

うわーっ!

あなた どこ行ってたの!

さんざん捜したのよ!

こんなにおばあちゃんになっちゃって

みんな私が悪いの

ごめんね ソフィー

お母さん

すっかり模様替えしたのね

あの方はどなた?

ああ 家主さんね

ソフィー 私 再婚したの!

ええっ!

とってもいい人 それにお金持ちなの!

またみんなで暮らせるわ

ねえ 掃除婦なんかしなくていいのよ

でも私 今の暮らしが気に入ってるから

そう?

あっ いけない!

車を待たしてあるの 行かなきゃ

(ドアが閉まる音)

ソフィー 会えてほんとに良かったわ

今度ゆっくりお話ししましょうね

それまで元気でいるのよ

のぞき虫かい

サリマンも古い手を使うね

カルちゃん 燃して

うーん…

お母さん 幸せになってね

ありがとう ソフィーもね

言われた通りにしたわ

夫のもとに返して

はい サリマン先生もお喜びでしょう

フンッ

ごめんね ソフィー

すごい人ね

みんな逃げ出して

町中カラッポになっちゃうわね

ソフィーも行きたいんか?

え?

さっきの人がそう言っておったぞ

そうね 仲直り出来てよかった

ソフィー 行かないで!

僕 ソフィーが好きだ ここにいて

私もよ マルクル 大丈夫 行かない

ほんと!

うん

僕ら 家族?

そう 家族よ

良かった!

サリマンなんかにハウルは渡さないよ

ヒーン…

でも勝ったって書いてあるよ

バカ者だけさ 信じるのは

ふーん

おかしいわ

カルシファーがちっとも燃えない

おばあちゃん それやめてくれない?

ひどい においよ

年寄りの楽しみをとるもんじゃないよ

窓開けて マルクル

うん

窓は開けない方がいいと思うよ

カルちゃんの力が弱くなってるからね

やつらが入ってくるよ

マルクル!

早く閉めて!

マルクル おばあちゃんお願い

お店 見てくる

うん

こんな時に何よ

そんな暇があるなら火事を消しなさい!

あっ!

ハウル!

ああっ!

派手ねえ  

ハウル!

すまない 今夜は相手が多すぎた

ハウル ああ ハウル

ハウルさん! ソフィー!

カルシファー しっかりしろ

マダム

それはサリマン先生のプレゼントですね

その ばあちゃんがおいらに

変なものを食わせたんだ

あらっ ハウルじゃない

あなたとはゆっくり話をしたいわね

私もです マダム

でも今は時間がありません

珍しいわね あなたが逃げないなんて

では また

ソフィーはここにいろ

カルシファーが守ってくれる

外は僕が守る

待って!

ハウル 行ってはダメ ここにいて

次の空襲が来る

カルシファーも爆弾は防げない

逃げましょう 戦ってはダメ

なぜ? 僕はもう充分逃げた

ようやく

守らなければならない者が出来たんだ

君だ

えっ

ハウル!

ああ…

(ドアをたたく音)

私達のいる町だ

あそこにハウルがいる

あっ!

ああーっ!

ハウル!

(爆発音)

ソフィー! カブ

マルクル こっちへ来よう!

えっ?

引っ越し?

ムチャだよ あっちはカラッポだよ

ダメ

私達がここにいる限りハウルは戦うわ

あの人は弱虫がいいの

おばあちゃん 立って

散歩かい?

だってサリマンにすぐ見つかっちゃうよ

もう見つかってる こんなことしてたら

あの人戻れなくなっちゃう

ソフィー!

お城 ボロボロだよ

いいの! マルクル おばあちゃんお願い

うん!

あなたも行くの 乗って!

無理だよ

おいらは契約で暖炉から出られないんだ

あなた達に出来ないなら

私がやってあげる

ああっ! 危ない

やめろ やめろってば

おいらが出たらこの家 崩れちゃうぞ

いい!

出たよ!

離れて

おいらを最後にした方がいいぜ

何が起こるかおいらにもわからないんだ

だから言ったろ 崩れるって

雨だ

町に行くのかな?

マルクル おばあちゃんお願いね

カブ 中に入れるとこ探して

おばあちゃん 大丈夫だよ

僕がついてるからね

マルクル ここから入れる!

雨漏りしてる おいら消えちゃうよ

ここで待ってて

ここ濡れてるよ ヒャアッ

早く

湿ってる

マルクル おばあちゃんここへ!

お城 カラッポだね

だから あっちにいれば

おいらとハウルで守れたんだよ  

カルシファー お願い

あなたにしか出来ないの

ハウルの所へ行きたいの

お城 動かして

ええっ!

あなたなら出来るわ

すごい力を持ってるもの

でもさ ここには煙突もないし

湿ってるし

だって昔から言うじゃない

一流は場所を選ばないって!

そりゃそうだけどさ

そうかなあ

カルちゃん きれいだねえ

おばあちゃん ここ

じゃあ ソフィーの何かをくれるかい

私の?

おいらだけじゃダメなんだ 目とか

目?

これは?

うわあっ!

うわっ!

すごいわ カルシファー

あなたは一流よ!

目か心臓をくれればもっとすごいぞ

心臓! 心臓があるのかい?

あっらー!

あそこにハウルがいる! 囲まれてるわ

あっ!

カルシファー 早く あっ

止めーっ

おばあちゃん!

やめて!

ハウルの心臓だよ

やめろー

おばあちゃん

熱い 熱い

離して!

死んじゃう おばあちゃん

やだ あたいんだよ

(荒地の魔女) 熱いよ

ああ 熱い!

ソフィー

ソフィー!

ソフィーがいじめた あたいのだ

ヒン! ヒン ヒン

ヒン 大変なことしちゃった

カルシファーに水をかけちゃった

ハウルが死んだらどうしよう

わあーん

ヒン ヒン!

ヒン ヒン ヒン…

動いてる ハウルは生きてるの?

ハウルの居場所を教えて

あっ!

お城のドア  

あっ…

ヒン

ヒン ヒン

ウッ!

ハウル

私 今 ハウルの子供時代にいるんだ

ああっ

ヒーン!

ふっ!

(ソフィー) あっ!

(ハウルの心臓の鼓動)

ハウル! カルシファー!

私はソフィー 待ってて

私 きっと行くから

未来で待ってて!

ヒン!

ヒン ヒン!

歩くよ ヒン 歩くから

涙が止まらないの  

ハウル

ごめんね 私グズだから

ハウルはずーっと待っててくれたのに

私をカルシファーの所へ連れて行って

ああっ!

死んじゃった?

ううん 大丈夫

おばあちゃん

あたしゃ知らないよ 何にも持ってないよ

お願い

おばあちゃん

(荒地の魔女) そんなに ほしいのかい?

(ソフィー) うん

仕方ないね 大事にするんだよ

うん

ほらっ

ありがとう おばあちゃん

カルシファー

ソフィー クタクタだよ

心臓をハウルに返したら

あなたは死んじゃうの?

ソフィーなら平気だよ 多分

おいらに水をかけても

おいらもハウルも死ななかったから

やってみるね

温かくて小鳥みたいに動いてる

子供の時のまんまだからさ

どうか カルシファーが千年も生き

ハウルが心を取り戻しますように

(カルシファー) 生きてる!

おいら 自由だ!

うっ ああ…

動いた 生きてる!

カルシファーの魔法が解けたんだ!

カブ!  

カブ 大丈夫?

すぐ新しい棒みつけてあげるね

カブ ありがとう

ありがとう ソフィー

私は隣の国の王子です

呪いでカブ頭にされていたのです

愛する者にキスされないと

解けない呪いね

その通り

ソフィーが助けてくれなければ

私は死んでいたでしょう

(荒地の魔女) いい男だねえ

うるさいなあ 何の騒ぎ?

ウッ…

こりゃひどい 体が石みたいだ

そうなの 心って重いの

ああ ソフィーの髪の毛

星の光に染まっているね

きれいだよ

ハウル大好き! よかった!

ソフィーの気持ちはわかったでしょう

あなたはお国に帰って

戦争でもやめさせなさいな

そうさせていただきます

戦争が終わりましたら また伺いましょう

心変わりは人の世の常と申しますから

あら いいこと言うわねえ

じゃあ 私が待っててあげるわ

何です 今頃連絡して来て

あなた何をやってたの

ハッピーエンドってわけね

この浮気者!

しょうがないわね

総理大臣と参謀長を呼びなさい

このバカげた戦争を終わらせましょう

はい

カルシファーだ!

戻って来なくてもよかったのに

おいら みんなといたいんだ

雨も降りそうだしさ

ありがとう カルシファー

グフフ…  

♪木漏れ日の午後の

♪別れのあとも

♪決して終わらない 世界の約束

♪いまは一人でも 明日は限りない

♪あなたが教えてくれた

♪夜にひそむやさしさ

♪思い出のうちに あなたはいない

♪せせらぎの歌に

♪この空の色に

♪花の香りに

♪いつまでも生きて  

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