魔女の宅急便の全セリフ

アニメ『魔女の宅急便』の全セリフを紹介のサイトです。
『魔女の宅急便』は、欧米各国が入り交じった架空世界を舞台に、少女キキが人語を話す黒猫ジジと共に魔女になるための修行をする物語です。
このページでは、アニメ『魔女の宅急便』のセリフが一覧になって表示されています。

(ラジオ) 天気予報をお送りします

天気は全体に回復に向かっています

今夕は西北西の風 風力は3

すばらしい満月の夜になるでしょう

明日は晴れでしょう

次は生鮮食品市況をお送りします

カリキア中央市場調べ…

(ラジオを消す音)

(キキ) 今夜に決めたわ 出発よ!

お母さーん! あっ…

いらっしゃい

お母さん 天気予報 聞いた?

今夜 晴れるって! 満月だって!

(コキリ) またラジオ 持ち出したの?

ねえ いいでしょう?

ドーラさん こんにちは!

私 決めたの 今夜にするわね

だって ゆうべは ひと月のばすって

次の満月が晴れるか分からないもの

私 晴れの日に出発したいの

あ… 待ちなさい キキ!

(ドーラ) 魔女の修行のこと?

ええ 古いしきたりなんです

魔女の子は13才で家を出るって…

早いねえ もうそんなになるんだねえ

でも あの年で独り立ちなんて…

あなたが この町に来た日のこと

よーく覚えてますよ

13才の小さな女の子が―

ホーキに乗って空から降りて来たわ

目をキラキラさせて…

ちょっと 生意気そうで

(コキリ) でも あの子ったら―

空飛ぶことしか覚えなくて…

この薬も私の代でおしまいですわ

(ドーラ) 時代のせいですよ

でも私には あなたの薬が一番きくわ

フフフ…

急かしたくせにグズつくのね

(ジジ) 旅立ちは慎重に行うべきだよ

そして ひと月のばして―

ステキなボーイフレンドが現れたら?

それこそ出発できやしないわ

どうなることやら心配だね

あら そう

私はワクワクしてるわ

(車の音)

アッ!

お父さーん!

私 今夜 発つことにしたの

(オキノ) なんだって!?

さっき 決めたの

キャンプ道具を借りて来たのに…

ごめんなさーい

こりゃ… イカン!

ああっ!

ありがとう じゃ お待ちしてます

(ダイヤルを回す音)

今夜 キキが発つことになりまして…

よさそうね

せめてコスモス色ならいいのにね…

昔から魔女の服はこう決まってるのよ

黒猫に黒服で まっ黒クロだわ

キキ そんなに形にこだわらないの

大切なのは心よ

分かってるわ 心の方は任せといて

お見せできなくて残念だわ

そして いつも笑顔を忘れずにね

ハーイ

落ち着く先が決まったら手紙 書くのよ

お父さん! あのラジオちょうだい

ね ラジオはいいんでしょう?

ヤッタァ

とうとう取られたなあ…

私の小さな魔女を見せておくれ

フフフ…

母さんの若いころに よく似てる…

おとーさん

ねえ 高い高いして

よーし

…ンッ

ハハハ…

いつの間にこんなに大きくなって…

帰って来てもいいんだよ

そんな事になりませんよーだ

ハハハ…

いい町が見つかるといいね

ウン  

(男) 自分で住む町を見つけるなんて

(女) 大丈夫よ キキちゃんなら

(少女) どんな町にするの?

(少女) 大きな町?

うん 海の見えるとこ探すつもり

(少女達) うらやましいなあ

私 修行に行くのよ

よその町で一年 がんばらないと

魔女になれないんだから

でも ディスコあるでしょ?

ハハハ…

キキ 時間よ

ハーイ

あなた そのホーキで行くの?

うん かわいいでしょう

ダメよ! そんな小さなホーキじゃ

お母さんのを持って行きなさい

ヤダー そんな古いの

だからいいのよ

嵐にも驚かずに飛ぶわ

ね そうしなさい

せっかく作ったのに ねえ ジジ

僕もお母さんのホーキがいい

うらぎりもの!

町に慣れたら自分のを作れば?

…うん

気をつけて

しっかりね

行ってきまーす

がんばってー

ゴーゴー! キーキ…

(ホーキをたたく音)

(鈴の音)

(遠くなる鈴の音)

相変わらず ヘタねえ

大丈夫だ 無事に行ったようだよ

(男) あの鈴の音も当分 聞けないなあ

どっちへ行くの?

南よ 海の見える方!  

ジジ ラジオつけて

今 手がふさがってるの 早く!

(ラジオから曲が流れる)

(主題歌「ルージュの伝言」)

♪あのひとのママに会うために

♪今 ひとり列車に乗ったの

♪たそがれせまる街並や車の流れ

♪横目で追い越して

♪あのひとはもう気づくころよ

♪バスルームにルージュの伝言

♪浮気な恋をはやくあきらめないかぎり

♪家には帰らない

♪不安な気持を残したまま

♪街はDing - Dong遠ざかってゆくわ

♪明日の朝ママから電話で

♪しかってもらうわ My Daring!

こんばんは!

(先輩魔女) あら… あなた新人?

ハイ 今夜 出発したばかりです

その音楽とめてくださらない?

静かに飛ぶのが好きなの

あ… (ラジオを消す音)

知らない町に住むって大変ですか?

そりゃね いろいろあったわ

でも 私 占いができるから

うらない…

近ごろは恋占いもやるのよ

わぁ…

あなた 何か特技あって?

いろいろ考えてはいるんですけど…

私は もうじき修行があけるの

胸をはって帰れるのでうれしいわ

(先輩魔女) あの町が私の町なの

大きくはないけど まあまあね

あなたもがんばってね

ハイ!

じゃあねー

ヤな感じ あの猫 見た?

ベー

特技か…  

(カミナリの音)

ワァッ

何よ あの天気予報は!

ダメだよ 貨物列車だもん!

雨がやむまで ひと休みしよう

しかられないかな?

見つかればね

わぁ びしょぬれ

ここ 揺れない?

ああ いい匂い

(列車の警笛)

(警笛)

ワァッ!

ワッ ワッ

ヤハハハ…

ゴメン 知らなかったの

わぁ…

ジジ 海よ 海!

スゴーイ 初めて

ただの水タマリじゃないか

わぁ 見て見て!

大きな町! 魔女いるかしら?

さーあねぇ

(警笛)

行くよ

ジジ くっついてる?

アァ…

見て!

海に浮かぶ町よ

(カモメの鳴き声)

(鐘の音)

時計塔よ こんな町に住みたかったの

もう他の魔女がいるかもしれないよ

いないかもしれないわ

(町の騒音)

スゴイねえ

(ジジ) 大きすぎるよ この町

(時計番) 魔女とは珍しいな

(キキ) この町に魔女はいますか?

いやあ 近ごろは とんと見かけんな…

聞いた? 私 この町にする

おじいさん ありがとう

(時計番) いや…  

(ジジ) 本当に降りる気?

もちろんよ

(人々のざわめき)

みんな 見てるよ

笑顔よ! 第一印象を大事にしなきゃ

(急ブレーキの音)

(人々の騒ぎ声)

あの 私 魔女のキキです

こっちは黒猫のジジ

おジャマさせていただきます

この町に住まわせて頂きたいんです

きれいだし 時計塔もステキだし

(おばさん) そう… 良かったわ

(警官) 飛び出しちゃダメじゃないか

あやうく大事故になるところだ

飛び回るなんて非常識きわまりない

私は魔女です 魔女は飛ぶものです

魔女でも交通規則は守らねばいかん

住所と名前は?

家に連絡するの?

君は未成年者だろう そうする事もある

(トンボの声) ドロボー ドロボー

ドロボー!

君はここにいたまえ

キキ…

(自転車のクラクション)

(トンボ) うまくいっただろう?

ドロボーって言ったの 僕なんだぜ

君 魔女だろう? 飛んでるとこ見たよ

ホントにホーキで飛ぶんだね

そのホーキ 見せてくれない?

(少年) トンボー!

朝っぱらからナンパかよー

(トンボ) バカァ

おっと!

頼むよ ねっ いいだろう?

助けてくれて ありがとう

でも 助けてって言った覚えはないわ

それに紹介もされていないのに

女性に声をかけるなんて失礼よ

ヘッ…

さすが魔女 僕の婆ちゃんみたいだ

ついてこないで!

おおっ

ああっ

カッコイイー

(フロント) お泊まり?

どなたか保護者の方は?

私は魔女です

魔女は13才で独り立ちするんです

では 身分証明書など…

結構です

食べないの?

欲しければジジにあげる

もう夕方になっちゃうね…

(パトカーのサイレン)

行きましょ

(6時の鐘の音)

(ジジ) 別な町を探そうよ

もっといい町があるよ きっと…

(オソノ) 奥さーん 忘れ物!

奥さーん!

ああ 困ったねえ

これがないと あの子―

大泣きするんだよ

お客さん ちょっと待ってて

これ 届けてくるから

あの… 私でよければ届けましょうか?

え…!? でも…

あそこを曲がった乳母車の人でしょう?

じゃ 頼むわ

悪いね

いいえ

ジジ 行くよ

ああっ

へぇ… ワァーオ

パン屋さんに頼まれました

(赤ん坊の泣き声)

アハハハ…

ありがとう

お待ちどうさま いつものね

あっ ご苦労さん 待ってて

ありがとう

お待ちどうさま

ハイ どうも

気をつけてね

驚いちゃった 空飛べるんだね

この手紙を預かってきました

あの人のサインじゃない…

“おしゃぶり受け取りました”

じゃ 私 これで

あっ 待って

寄ってかない? お礼もしたいしさ

(亭主) オ… オイ

こっちよ

座って… コーヒーがいい?

ハイ…

ありがとう

キミはこれ

フーン 自分の町を見つけるってわけか

ここの方は魔女が好きじゃないみたい

大きな町だから いろんな人がいるさ

でも 私はあんたが気に入ったよ

ヒッ…!

で 泊まる所は決まったの?

なんだ そうなら早く言えばいいのに

家に空き部屋があるから使っていいよ

ホントですか? 奥さん!

ハハハ… 奥さんじゃないよ

ここらじゃ パン屋のオソノで通ってる

私 キキです こっちは黒猫のジジ

ちょっと汚いけど 好きにしていいから

ハイ

水とトイレは下よ

何かあったら遠慮なく言いなさい

ありがとう

(ジジ) 粉だらけだね

うん

僕 明日には白猫になってると思うよ

ジジ 海が見えるよ

明日 他の町を探す?

アッ!

チェッ チェッ 気取ってやんの!

(パトカーのサイレン)

(ラジオ放送が流れる)

私 もうちょっと この町にいるわ

オソノさんのように 私のこと―

気に入ってくれる人がいるかも…

(ラジオを消す音)  

…ウーン

ハッ!

(スズメの鳴き声)

(水を流す音)

(近づく足音)

(口笛を吹く亭主)

(ため息)

(ラジオ放送が流れる)

電話を引くのって いくらすると思う?

でんわ?

そう お店 開くの

おはようございます

おはよう よく寝むれた?

ええ いい匂いね 手伝っていい?

うん

ハァー

宅急便ねぇ…

私 飛ぶしか能がないでしょ

お届け屋さんはどうかなって…

“空飛ぶ宅急便”ってわけね

あの部屋 使っていいからね

ホント!?

うれしい

電話を引こうと思ってるの

お金がかかるんじゃない?

少しなら持ってきたわ

もったいないよ

ねぇ この店の電話を使いなよ

お客がつくまでが大変なんだからさ

私 こんなお腹だから―

あんたが店番やってくれれば

部屋代と電話代ナシってので どう?

ついでに朝ごはんもつける!

ワァーッ ありがとう

私 うんと働くね!

キャッ!

オソノさんって いい人ね!

ワハハハ…

ウッ…!

ジジ 終わったよ

お買い物に行こう

(車のクラクション)

飛び出しちゃダメだよ

分かってるわよ! ついよ つい…

(少女達の笑い声)

もっとステキな服ならよかった  

暮らすって 物入りねぇ…

キキ 見て! 見て!

お金 足りる?

しばらくはホットケーキね

ステキね…

(少年達の笑い声)

(トンボ) おおっと…

止めて 止めて!

マジョ子さーん!

今日は飛ばないのぉ?

なぁ 本当に黒い服 着てるだろ?

アッ! 待って マジョ子さーん

(少年達) ワッハハハ…

(オソノ) キキ お客さんよ

お届け物を頼みたいって人がいるの

ホント! すぐ行きます!

アッ…

地図!

お店のお得意さんなのよ

あんたの話がでたら ちょうどいいって

(マキ) かわいい魔女さんね

キキといいます

夕方までに間に合うかしら?

ハイ

甥の誕生日のプレゼントなんだけど

急に仕事が入って…

どちらへお届けしましょう?

僕がいる…

ちょっと遠くないかしら?

まっすぐ飛べますから

お礼はいかほど?

あの… まだ決めてないんです

これでどうかしら?

こんなに? ありがとうございます!

アッ…

わあっ

それっ

すごいなあ

私も飛べたらねぇ…

おばさん あの子 知ってるの?

キキ どこまでのぼるつもり?

お巡りさんにジャマされたくないの

天使にお届け物をするのかと思ったよ

あの岬の向こうだわ

行くわよ

ジジ 私 この町 気に入ったわ

(ジジ) 安心するのはご用心

これでお母さんに手紙を書けるもの

(雁の鳴き声)

雁の群れよ ステキ

私達と同じ方向に行くんだわ

アハハハ…

(雁 さかんに鳴く)

どうしたのかしら?

“風が来る”って

エッ!?

“高く高くのぼろう”って

(突風の音)

キャッ!

(キキ) 大変!  

(カラスの騒ぎ声)

あ…

ああっ

いけない! ゴメン ゴメン

あなたの卵を狙ったんじゃないのよ

(カラス 鳴き続ける)

はぁ… 怖かった

キキがいけないんだよ

雁が風だって教えてくれたのに

ほんとね

あの風を使って あんなにのぼってる

キキーッ!

いなくなっちゃってる

ホント 大変!

落ちた時かな?

ウン!

(騒ぎ出すカラス達)

ハッ!

“卵ドロボーが また来た”って

そんなぁ… どうしよう

キャッ!

ワァーッ

やめて… やめなさい!

コラーッ やめてーっ

困ったなぁ まだ騒いでるわ

あーあ 魔女も落ちぶれたものだよ

カラスは魔女の召し使いだったのにさ

それは大昔のことでしょ

陽が沈んでから 探すしかないね

約束の時間に遅れちゃうわ

ジジ こうなったら最後の手段よ

見つかっちゃうよ!

お願い すぐ助けに行くから

あの家?

うん 動いちゃダメよ

息は?

できるだけしないで

(呼び鈴を鳴らす音)

(ケット) おばちゃんのプレゼントだ

ヘンなの!

アハハハ…

(母親) 遅かったわね 待ってたのよ

すみません

サインをお願いします

(ケット) カナリア 移してもいい?

逃がさないように気をつけてね

ウン

ありがとうございました

(口笛をふく)

(ケット) おとなしくしな ピッチィ

コラッ ダメだよ 逃げちゃ

キキ 早くぅ

この辺のはずなんだけど…

ハッ!

あった!

ごめんくださーい!

どなたか いらっしゃいませんか?

ごめんくださーい

(ウルスラの声) ハーイ

今 手が離せないの

上がって来てくれる?

ハッ!

なぁに?

窓のとこにあるヌイグルミの黒猫

私が落とした物なんです

いい子ねぇ 動かないでね

さっき 森で拾ったのよ

あの… 返してくださいますか?

ちょっと待って 今いいとこなの

ステキよー

あんた美人だねぇ  

なんだ 早く言えばいいのに

ちょっと気に入ってたんだ

すみません

アッ!

やぶけちゃってる

カラス達の仕業ね

どうしよう お客様の物なのに…

ねぇ 交換条件っての どう?

13才で独り立ちねぇ

いいね 私 そういうの好きよ

あの… 直ります?

任せとけって

(母親) ケットちゃん

早く おフロに入りなさい

ケット!

ウッ…

ヒッ!

できた!

ありがとう

さあ ジジ君を助けに行きな

でも まだ片づけが…

もう充分だよ さあ 行った!

ありがとう

(ケット) ジェフって変わってるよ

(母親) 猫のヌイグルミを離さないの

(父親) 子犬と思ってるんじゃないか

(祖母) マキが聞いたら怒るわね

(ケット) ジェフにあげるんだよ

(母親) おばちゃんに手紙 書いたら?

(祖母) ジェフも年を取ったからね

(祖母) 優しくしてあげるのよ

(ケット) でも 寝てばかりいるよ

(笑い声)

(母親) 開けてあげて

(ケット) ハーイ

すんだら自分で閉めるんだよ

ジジ!

遅いよぉー

ゴメンね

あのヒトが助けてくれたんだよ

ヌイグルミを届けてくれるって…

お願いできますか?

まだ 体 おかしい?

お腹へった…

ほんとね… 私もクタクタ

でも ステキな一日だったわ

ヌイグルミを見つけてくれた人がね

私をモデルに絵を描きたいって

ヌード?

バカ  

ヒマねぇ…

アッ!

ダメだよ 店番中なのに

だって お客さん来ないんだもの

もうすぐ 混む時間になるよ

違うの お届け物のお客さん…

このまま ずーと お客さんが来なくて

お婆さんになるまで毎日 まーいにち

ホットケーキが続いたらどうしよう?

僕 ホットケーキ好きだよ

猫って気楽ね

ホットケーキみたいに―

まん丸くなっても知らないから

ステキね…

ファッションデザイナーなんだって

あそこんちの猫 キライだよ

(電話の音)

ハイ グーチョキパン店です

エッ… ハイ やってます

ジジ お客よ お客!

4時半にお宅へ伺うんですね

ご住所をうけたまわります

ハイ… 青い屋根のお宅ですね

必ず お伺いします!

やあ!

ください

これっ

ありがとうございます

頼むから怒らないで聞いてよ

今日 パーティーがあるんだ

ぜひ君に来てほしいんだよ

これ 招待状

まじめな集まりなんだよ

みんな 君の話を聞きたがってる

あっ いらっしゃい

(男) 配達をやってるって…

あっ… ハイ お届け物ですか?

大急ぎで運んでくれないかね

お預かりします

大丈夫かい!?

手伝おうか?

いい…

ウ…ン

6時に迎えに来るから決めといてね

じゃあ!

いくらだね?

市内ですか? 市外でしょうか?

箱に書いといたんだが

エッ!? あっ すみません

オソノさーん!

パーティーの招待状 もらっちゃった

ステキじゃない 行って来なさいよ

でも私 この服しか持ってないもん

あら そんなこと気にしてるの?

それ とってもいいよ

黒は女を美しく見せるんだから

ホント?

仕事は?

あっ 2つも入ってるんだ

もう4時だわ 大変!

すみません 店番 お願いします

ジジー ジジー!

フフフ…

あんなにあの子のこと 怒ってたのに

声をかけないで! 重いんだから!

ありがとうございました

急がなくっちゃ

次は4時半って約束なのよ

青い屋根よ!

(ノッカーをたたく音)

ご依頼をお受けしたキキと申します

(バーサ) まあ! どうぞ  

時間どおーりでしたねぇ

ハイ

奥さま みえましたよ

(婦人) あら あら 大変

困ったわね もう約束の時間?

どうぞ

ハイ

それ 預かりましょう

黒猫にホーキ…

ひい婆ちゃんの言ったとおりだわ

魔女のキキと申します

かわいい魔女さんだこと…

それがね お料理がまだ焼けてないのよ

オーブンの温度が上がらないの

おかしいわねぇ

ダメね 機械も人も年を取ると

孫に温かいお料理を と思ったのよ

私の自慢の料理―

“ニシンとカボチャの包み焼き”

あきらめましょう

孫には電話で謝っとくわ

ムダ足をさせてしまったわね

バーサ バーサ!

魔女さんにお礼をお渡しして

…はい

いいのよ お渡しして

奥さま!

そうさせてちょうだい

あなたのせいではないんだから

私 まだ時間があるんです

そのオーブンは使えないのですか?

えっ…? ああ これね

昔はよく これで焼いたけど…

薪のオーブンなら お手伝いできます

田舎で母に仕込まれました

そうはいっても大仕事よ

名案ですよ 私は電気はキライだけど

薪なら暖炉用のが…

やりましょう 奥さま

そうねぇ

じゃあ お願いしようかしら

パーティーに遅れても知らないよ

だって お金だけもらえないよ

急がなくちゃ

ほら まだ使えますよ

お母さまのお仕込みがいいのね

段取りがいいわ

なんかワクワクするわねぇ

私は電気はキライです

ちょうど ころあい

そのくらいでいいわ

あとは待つだけね

40分くらいでしょうか…

ええ そうね ひと休みしましょう

他に何かありませんか?

(婦人) じゃあ お願いしようかしら?

悪いわねぇ

いいえ

もう間に合わないと思うよ

心配屋!

フルスピードならギリギリセーフよ

お茶が入りましたよ

6時からパーティー? 間に合うの!?

大丈夫です 15分あれば足りますから

大変! あの時計 10分遅れてるのよ

ええっ! ど…どうしよう

早く カマドへ

ハ… ハイ

バーサ バーサ

どうでしょう?

よく焼けてるわ さっ 早く

ハイッ

急いで

ハイ

忘れ物よ

いけません こんなに!

受け取ってちょうだい

早く 早く

ステキなパーティーを!

(バーサ) そこから出て!  

あんなにいいお天気だったのに

ヒゲがピリピリする

雨やどりしよう!

ダメよ 間に合わなくなっちゃう

お料理も冷めちゃうわ!

(6時の鐘の音)

(チャイムの音)

(少女) 何かご用?

お届け物です

まあ ずぶぬれじゃない

でも お料理は大丈夫です

だから いらないって言ったのよ

(母親) なあに?

お婆ちゃんから またパイが届いたの

受け取りにサインをお願いします

私 このパイ キライなのよね

今の本当にあの人の孫?

ベッ!

ベッ!

パーティー もう間に合わない?

キキ あの男の子だよ!

今なら まだ間に合うよ!

(オソノ) 大変だったわねぇ

あの男の子 ずいぶん待ってたのよ

いいんです こんななりじゃ…

どうしたの キキ 頭でも痛いの?

何か食べよう お腹へっちゃった  

(スズメの鳴き声)

キキー!

(ジジ) ニャーッ

(ノックの音)

ニャーッ

具合が悪いの?

ひどい熱ね

頭がガンガンするの

昨日 体をふかなかったでしょう?

…私 このまま死ぬのかしら

ん!? ハハハ…

ただのカゼよ 薬を持って来てあげる

それに 何か食べなきゃダメね

欲しくない

つらくても ちょっと食べた方がいいの

ミルクがゆを作って来てあげるわ

ジジにもね

ニャー

カゼの時は これが一番

はい ジジ

熱いから気をつけな

アチッ!

さあ 冷めないうちに食べな

どうしても食べなきゃダメ?

治りたかったらね

さっき あの男の子がお店へ来たよ

病気だって言ったら

“魔女も病気になるんですか?” だって

フフフ…

お見舞いに来たいって! どうする?

ダメーッ!

フフフ… たぶん そう言うと思って

丁重にお断りしといたわ

よく休みなさい 疲れが出たのよ

窓を開けとくね

オソノさん

ン?

ううん なんでもない

アッ!

ジジー!

ジジー!

なあ…

に…!?

ウッ!

ジジー ごはんよー

(オソノ) キキ!

今朝はどう?

もう すっかりいいみたい

ごめんなさい 朝寝坊しちゃった

後でちょっと 頼みたいことがあるの

ハイ

コポリさんていうの?

そう お礼はこれでいい?

いらないわ 歩いていけるし

ダメよ 仕事は仕事

必ず本人に渡してね

ジジー!

しごと?

お友達? 何ていう名前?

リリーっていうの 今 行く

いいよ リリーさん よろしくね

ニャーッ

アッ!

わぁ…

ステキ…

ねえ マジョ子さーん!

あ…!

散歩?

コポリという人を探してるの

それ 僕のことだよ

エエッ!?

そっちへ回って すぐ行くから

ハッ! オソノさんだ!

ありがとう

この前 ゴメンね 待たせちゃって

君こそ雨の中 大変だったね

ねぇ 見せたい物があるんだ

ね! 早く  

こいつの完成パーティーだったんだよ

人力飛行機の機関部なんだ

ほら!

翼と胴体は別の所で組み立て中なんだ

この夏休み中に飛ばすんだぜ

僕がパイロットで

ブーン

フフフ…

ねえ 海岸に行かない

不時着した飛行船を見に行こうよ

飛行船?

あれ? テレビ見なかった?

寝てたから…

じゃ なおさらだ 行こう!

これで行くの?

そうさ 訓練 訓練

足をきたえなくちゃ

さあ 乗って

エ… ええ

私 自転車 初めてなの

ホント? そりゃ いいや

足で支えてて 勢いがつくまで

行くよ

蹴ってー!

降りる?

NO!

(男の人) ハハハ…

(車のクラクション)

(子供) ハハハ… がんばれー

急カーブにかかったら体を倒して!

エ…!?

体を傾けないと曲がれないんだ

それっ!

いいぞ その調子!

スゴイ 最高!

ハッ!

飛行船て あれ?

ああ

(車のクラクション)

ワァーッ

飛んだーっ

(トラックのクラクション)

アーッ

アッ!

ウーン…

トンボ 大丈夫?

キキは?

平気…

…フフフ

アハハハ…

アハハハ…

そんなに僕の顔 ヘン?

違うの とても怖かったの

フフフ…

ハハハ… 僕も怖かったよ

ねっ さっき魔法を使ったの?

分かんない 夢中だったから

あーあ 自転車めちゃくちゃ

あっ

イケね 仲間に怒られる

キキ 自転車を頼む

どうしたの!?

自転車 こぎすぎたんだ

待てーっ  

いいなあ

あんなので世界一周できたらなあ

初めて空飛んだ時 どんなだった?

覚えてないの とても小さかったから

でも 怖がらなかったって母さんが…

僕も魔女の家に生まれればよかった

キキなんか ホーキでツィーだけどさ

僕なんか コレだもんな

フフフ…

仕事だもん 楽しいばかりじゃないわ

才能をいかした仕事だろ ステキだよ

私 ちょっと自信をなくしてたの

でも今日 ここへ来てよかった

海を見てると元気になれそう

いつでも連れて来てやるよ

訓練をかねてね

トンボって いい人ね

あれ? 今ごろ気がついた?

だって 初め不良みたいだった

オフクロがさ よく言うんだ

“この不良息子!”

“空ばかり見てないで勉強しろ!”って

ハハハ…

(少女) トンボー

ん?

スッゴイ ニュースよぉ

なあに?

いいこと 早く!

ちょっと待っててね

飛行船の中 見せてくれるって!

ワァ すごい 行く 行く!

ねぇ あの子 だあれ?

魔女のキキって言うんだ

キキー! 一緒に行かない?

飛行船の中 見せてくれるって

私 いい

ねぇ 行こうよ

あの子 宅急便やってる子よ

へぇ もう働いてるの

たっくましい

行こう みんなに紹介するから

行かない さよなら

なんだよ!?

ねえ

なに怒ってんの?

怒ってなんかいないわ

私は仕事があるの ついて来ないで

トンボ 行くよ

(クラクションを鳴らす音)

(ラジオをつけ また消す音)

ニャー

ニャー

ジジ 私ってどうかしてる

せっかく友達ができたのに…

素直で明るいキキはどうしたのかしら?

つめたいの…  

ジジ いくらいい人ができたからって

食事の時間は守ってほしいわ

ちっとも片づきゃしない

ニャー

何よ 猫みたいな声 出して

ニャー

ジジ?

あなた 言葉どうしたの?

キキって言ってごらん ジジ

ジジ!

ジジの言葉が分からなくなっちゃった

大変!

ハッ!

魔法が弱くなってる…

ハア ハア…

アーッ!

ウ…ン

アアッ!

あ…

飛べない!?

魔法が消えちゃったわけ?

とても弱くなっちゃったの

お届け物の仕事も休まないと…

お店の手伝い きちんとやります

どうか あの部屋にいさせてください

かまわないけど…

魔法の力って戻るんでしょう?

分からないの ホーキは作れるけど…

オイ!

キキ? 僕 トンボ

飛行船から手をふったの見えた?

テスト飛行に乗せてくれたんだ

もう最高だったよ

もしもし 聞いてる キキ?

もう電話しないで…

エッ!? 聞こえないよ

船長が君に会いたいって…

もしもし! もしもし!

どうしたの キキ 顔が真っ青よ

私 修行中の身なんです

魔法がなくなったら―

何の取り柄もなくなっちゃう  

キキ!

ハアーイ

ああ!

ちっとも来てくれないんだから

自分から来ちゃったよ

ごめんなさい

というのはウソ

買い出しに来たついで

寄ってって! ひと区切りしたとこなの

もちろん そのつもり

案外 いい部屋ね

食べて… 今 お茶入れてくる

お茶はいい ミルクあったらくれる?

ウン

本当だね あのヌイグルミ そっくりだ

君 ジジっていうんだろう?

商売はどう 軌道にのった?

うまくないの?

今 お休み中なの

どうりで落ち込んでると思ったよ

魔法にも そんなことがあるんだね

ね 私の小屋に泊まりにおいでよ

え?

店の人に断ってさ いいじゃない

ジジ あんたも来るかい?

ハハハ…

彼女の方がいいか

ね 決めよう すぐ出発!

ニャー

来てるよ!

ハハハ…

(ウルスラ) ヒャー疲れたぁ…

ステキ…

この美人が目に入らないのかしら?

エエッ!? 私を男だと思ったの?

(男) そんななりしとるもんな

この脚線美が分からないとはね

カラス!?

すっかり友達になっちゃったんだ

へぇ…

ヤッホー ただいま

こんにちは この前はゴメンね

先に入ってて 水くんで来るから  

どう?

ステキ…

キキに会ってね

この絵 描こうって決めたの

でも この子が決まらないのよね

キキが来るの ずっと待ってたんだよ

これ 私?

まあね

座って モデルになってくれる?

でも 私 こんなに美人じゃない

アッハハハ…

あんたの顔 いいよ

この前より ずっといい顔してる

さ 座って そのイスがいい

ちょっと顔あげて 遠くを見るように

そう そうしてて

魔法も絵も似てるんだね

私も よく描けなくなるよ

ほんと!? そういう時 どうするの

ダメだよ こっち見ちゃ

私 前は何も考えなくても飛べたの

でも 今は分からなくなっちゃった

そういう時はジタバタするしかないよ

描いて 描いて 描きまくる

でも やっぱり飛べなかったら?

(ウルスラ) 描くのをやめる

散歩したり 景色を見たり…

昼寝したり 何もしない

そのうちに急に描きたくなるんだよ

なるかしら…

なるさ

さあ ホラ 横むいて!

私 キキくらいの時に―

絵描きになろうって決めたの

絵 描くの楽しくてさ

寝るのが惜しいくらいだったんだよ

それがね 全然 描けなくなっちゃった

描いても気に入らないの

それまでがマネだって分かった

どこかで見たことがあるって

自分の絵を描かなきゃって…

苦しかった?

それは今も同じ…

でも絵を描くってこと 分かったみたい

魔法って 呪文を唱えるんじゃないんだ

うん 血で飛ぶんだって

魔女の血か… そういうの好きよ

魔女の血 絵描きの血 パン職人の血

神さまか誰かがくれた力なんだよね

おかげで苦労もするけどさ…

魔法って何か考えたこともなかった

修行なんて古くさいしきたりだって

今日 あなたが来てくれてうれしかった

私一人じゃジタバタしてただけだわ

この絵 本当は消しちゃおうかって…

こんなにステキなのに!?

今日 悩んでるキキの顔見たらさ

“これだ!”って

描けそうな気がしてきたの

いじわる

ハハハ…

だから あいこ

フフフ…

さっ 消すよ

うん

ベッド 取っちゃって悪いね

いいよ

時どき ここに来ていい?

うん 夏中はいる気だから

私も時どき会いに行くよ

ウン  

(TV) 飛行船 “自由の冒険号” は

本日 南極探険への旅を再開します

(隣室で電話の音)

(オソノ) はい グーチョキパン店です

ああ キキ

もっとゆっくりしていてもいいのに

あ それからね

この前のお婆さんが また来てくれって

どうする? 断ろうか

当分お休みって言ったんだけど…

そう じゃ帰りに寄ってね

はい

(路面電車のベルの音)

こんにちは

まあまあ さっ お待ちかねですよ

参りました 奥さま

今日はこのままで勘弁してね

お天気がいいのに足が痛むの

バーサ あれを

ハイハイ 奥さま 飛びましたか?

まだよ この人 飛行船に夢中なの

冒険が好きなんですよ

ちょっと音 小さくしてね

キキ この箱をちょっと開けて

ハイ

奥さま これ…

それをキキという人に届けてほしいの

この前 とってもお世話になったから

そのお礼なのよ

その子のお誕生日を聞いてくれる?

またケーキを焼けるでしょう

キキ…

きっと その子も―

おばさまの誕生日を知りたがるわ

プレゼントを考える楽しみができるから

ほんとね

フフフ…

(テレビの音をあげる)

(ノイズの音)

どうしたの?

何か事件が起きたようですよ

(TV) 飛行船が流されています

ああ 肝心な時に

夏に時たま こういう風がふくの

(打ちつける風の音)

大丈夫 通り過ぎるだけよ

奥さま! うつりましたよ

逆さまになってる

こうなると ただの風船ね

(TV) 最後のロープを固定します

飛行船をつなぎ止められるでしょうか?

すさまじいヘリウムガスの力です

トンボ! あの子 私の友達なの!

エッ!?

少年が一人 パトカーと一緒に…

トンボ!

あなたのお友達ですって?

私 行きます!

気をつけてね

大変!

(船長) がんばれ 手を離すな

しっぽのヘリウムを抜け 急げ

ク…ク…

ワァッ

ウオッ

ハア ハア…

トンボ!

男の子は無事ですか?

さぁ? パトカーは落ちたって…

(サイレンの音)  

(老人) 大丈夫かね?

そのブラシを貸してください

へっ?

お願い 必ずお返しします

そりゃ まあ…

すみません!

ああ…

バリ バリ バリ…

飛べ!

(人々のざわめき)

飛んだー!

あっ!

ワアッ

(人々のざわめき)

まっすぐ飛びなさい!

(TVアナ) 飛行船 “自由の冒険号” は

シティタワーに近づいて行きます

このままでは衝突は避けられません

ぶつかるぞー 高度をあげろーっ

ガスが足りない! 塔に飛び移れ!

やってみます

(時計番) ここへ来いよー!

おじさん 逃げてー!

つかまれぇ

ハッ! もっと早く!

コラーッ

(警官) アアッ?

すごいガスもれの音です

少年がどうなったのか見えません

あっ! しっぽが!

ガスが抜けて飛行船が倒れます!

引っかかった! 止まりました

あーっ! あそこを見ろーっ

いた! 少年がいました!

奇跡です 少年はぶら下がっています

だが どうやって助ければ良いのか

このまま あの勇敢な少年を見捨て…

な… なんだあれは!?

鳥… 違います 少女だ!

少女が空を飛んで行きます!

デッキブラシに乗った魔女です!

キキよ

それっ!

あの子 飛んだわ!

がんばれ

トンボ!

キキ!

コラッ! 言うことを聞いて

(船長) ガンバレ もうちょっとだ!

トンボ!

キキ

(声援が響く)

ガンバレ! もうちょっとだ

ガンバレ ガンバレ

ガンバレー

ワーッ!

空中で受け止めましたぁ

(大歓声)

(TVアナ) 今 地上に降り立ちました

飛行船の乗員も無事のようです

あのデッキブラシ わしが貸したんだ

キャッ… やめてよ バーサ

偉いよ キキ よくやったねぇ

ハッ! あんた!

先生を呼んで 産まれそうよ!

オイ…

ジジ!

ニャー  

(ED曲「やさしさに包まれたなら」)

♪小さい頃は神さまがいて

♪不思議に夢をかなえてくれた

♪やさしい気持で目覚めた朝は

♪おとなになっても 奇蹟はおこるよ

♪カーテンを開いて 静かな木漏れ陽の

♪やさしさに包まれたなら きっと

♪目にうつる全てのことは メッセージ

♪小さい頃は神さまがいて

♪毎日愛を届けてくれた

♪心の奥にしまい忘れた

♪大切な箱 ひらくときは今

♪雨上がりの庭で くちなしの香りの

♪やさしさに包まれたなら きっと

♪目にうつる全てのことは メッセージ

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