ハツラツ HaTsu RaTsu | 日本の軍歌、行進曲を音楽としてたのしむ

太平洋行進曲


1939年
作詞:天口龍 作曲:飯田信夫


左 歌詞付き。歌 キング男声合唱団
右 歌詞なし。海上自衛隊東京音楽隊





〜太平洋行進曲の歌詞〜
1.
海の民なら男なら
皆一度は憧れた
太平洋の黒潮を
共に勇んでゆける日が
来たぞ歓喜の血が燃える
2.
今ぞ雄々しく大陸に
明るい平和築くとき
太平洋を乗り越えて
希望涯ない海の子の
意気を世界に示すのだ
3.
仰ぐ誉れの軍艦旗
舳に菊を戴いて
太平洋を我が海と
風も輝くこの朝だ
伸ばせ皇国の生命線
4.
遠い我らの親たちが
命を的に打ちたてた
太平洋の富源をば
さらに探ねて日本の
明日の栄えを担ふのだ
5.
潮と湧き起つ感激に
しぶきをあげて海の子が
太平洋の船脚を
揃へて進む響きこそ
興るアジアの雄叫びだ



太平洋行進曲は1939年5月10日に7月新譜臨時発売としてビクターレコードから発売された軍歌。
海の記念日(7月20日)復活制定に際して、大阪毎日新聞、東京日日新聞は海軍省の後援で懸賞応募を行った。
2月18日から3月15日の間に募集され、28000通の応募があったが、その中から選ばれたのが、作詞横山正徳、作曲布施元による太平洋行進曲である。
国民歌謡で放送され、海軍省選定歌。旧レコード番号J−54700。B面には『海の勇者』が収録されていた。
大陸での戦争に行き詰まり始めていた1939年、国民の目を太平洋に向けさせるという政府の思惑があったものである。
当時の行き詰まった大東亜戦争を思うと、この快活な音楽の裏を考えさせられるが、
軍事国家ではなく、経済や文化の中で海洋国家として栄えるべきであるという視点は、現代の日本に対して
新しく、そして自信が湧いてくる音楽であるのではないだろうか。




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